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2009年05月

SSDが安くなってきましたね

ネットブックの利用を考える場合、私は外へ持ち出すのが大きな目的ですから、軽いに越したことはありませんし、メモリ容量が1GBでは仮想メモリを利用する場面も多いような気もしますから、できるだけ高速な記憶装置の方が快適ではないかと思います。
その両方をカバーしてくれそうなのが、SSD(Solid State Drive)です。
最近では、容量によってはHDDと同じ位か安いものまであるようですし、やっぱりネットブックにはSSDだ、と思っていました。

しかし、あれこれ調べて見るとSSDには書換回数に制限ががあるというのが分かり、驚きました。
SSD=メモリーだと思っていたので、壊れるまで使えるものだと思っていたのですが……
調べてみると、こういうことのようです。
SSDはデータの書換ができないので、新たにデータを記録する時にはそれまで記録されてていたデータを一旦退避させて、そのデータに新しいデータを加えて、元のデータのあった部分を消去して新しいデータを書き込む。

つまり、消去と記録を繰り返すということで、DRAMのように、データを電気的に保存したり、書換えたりするのではなかったのです。
それで、その記録する部分の劣化の問題から寿命が生じるということのようです。
SSDに使われているメモリチップには、SLCとMLCがあって、それぞれの書き換え可能回数は10万回、1万回だそうです。

MLCチップのSSDSLCチップのSSD
BUFFALO 2.5インチ MLC搭載 SATA II/USB2.0用 内蔵SSD SHD-NSUM120G
BUFFALO
2.5インチ MLC搭載
SATA II/USB2.0用
内蔵SSD SHD-NSUM120G
APOGEE SSD 2.5インチSATA 64GB SLC Read163MB  Write142MB USBポート内蔵 BOXパッケージ 2年保証 AG-SL25SSD64SU
APOGEE SSD
2.5インチSATA
64GB SLC
AG-SL25SSD64SU

ここで話がややこしいのは、書き込む場合はデータの部分だけの書換ではなく、一定のデータをひとつの単位として書換が行われるという点で、しかも、消去と記録の単位が違うのだそうです。
どういうことかというと、ERASEはブロック単位、PROGRAMはページ単位ということです。
ああややこしい。

それでは、どれくらいの回数着替えができるのかというと、使用されているメモリの書換可能回数も分からないし、複雑な記録と消去を行うようになるので、不明なのだそうですが、メーカー側は概ね~5年は優に上回る製品寿命を確保しているということです。
まあ、ネットブックを10年以上使うようなことは内容に思いますから、気にする必要はないのかもしれませんが、このことからひとつ思ったことは「できるだけ容量の大きいSSDの方が有利なのではないか」ということです。

まとめると

・SSDに使用されているチップはSLCとMLCがある
・SSDはデータを記録する場合消去(ERASE)と書き込み(PROGRAM)の操作を行う
・ERASEはブロック単位、PROGRAMはページ単位
・ERASEとPROGRAMを繰り返すことで寿命が短くなっていく

といことでしょうか。
このことを考えると、すぐに思ったのはデフラグなんてとんでもないということ。
デフラグはバラバラの場所に記録されたデータを並べ替えることで、ヘッドの移動を最小限にしてスピードを確保しようと言うものですが、よく考えればSSDにはそういった機械的なものはないわけですから、デフラグは寿命は縮めても効果はないということです。

SSDの寿命についての詳しい解説は、以下のリンク先をご覧下さい。

【元麻布春男の週刊PCホットライン】 SSDの寿命

【元麻布春男の週刊PCホットライン】 SSDの寿命を長持ちさせるには

ASUSからアルミボディ採用のEee PC 1002HAE

ASUSから10.1型液晶ディスプレイ搭載のネットブック「Eee PC 1002HAE」が発売されます。
発売日は2009年5月16日で、49,800円だそうです。
なんとなく、ASUSのネットブックは、プラスティックっぽさが強い、という印象があったのですが、「Eee PC 1002HAE」はアルミボディー採用ということで、ネットで見る限りでは天板もヘアライン仕上げのような感じで、いい感じです。
大抵のメーカーがアルミ素材などを使用すると価格が高めになってくる印象がありますが、「Eee PC 1002HAE」は王道ともいえる、ネットブック価格。(というのがあるかどうか知りませんが……)
ただし、気になる点もあって、リチウムポリマーバッテリーで約3.8時間の稼働時間というのは、まあ、これも言ってみればネットブックの王道とも言えなくはありませんね……

重量が1.2kgということで、ネットブックとしてはほぼ標準的な重さでしょうか。
ASUSのネットブックは私的には何となくキーボードが好みではなかったんですが、「Eee PC 1002HAE」は独立キーでピッチも広いものが採用されているそうなので、実機を見るのが楽しみです。
ディープレッド、メタルグレー、ダークブルーの3色のボディーカラーがあるようですが、ディープレッドがよさそうです。

CPUAtom N280(1.66GHz)
メインメモリ標準1GB
ディスプレイサイズ10.1型(画面解像度1,024×600)
バッテリ稼働時間約3.8時間
無線LAN/ワイヤレス機能802.11b/g・Bluetooth 2.1+EDR
記憶媒体HDD(160GB)
OSWindows XP Home
重量約1.2kg(最小構成)
サイズ本体サイズはW264×D181×H27.6~27.8mm
USBボート×3
SDHC/MMC/メモリースティック(PRO)

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